2018-11-30 偏愛の温度 空席の数だけ空いた穴微かな残響と古びた余白、消失した可能性 少年少女の仕掛けた罠を鮮やかに蹂躙する赤色青年たちはその様を眺め密かにほくそ笑む「ご覧、かみさまの欠伸に翻弄されている」 電波塔に踊る人影真夜中の歌で言葉に滲む欺瞞を中和する此岸の総てはでたらめだと嘯くきみに、ならば私は彼岸の花を捧げよういつか訪れる我々の巫山戯た死のために