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断線の寂しさを感じながらひとり夜の声を聴いている
こんな時に限って話したい事がたくさんあるなんて、まったく私は何処までも天邪鬼だ、と思う

 

信じていない訳ではない、君の心を、言葉を歪めるつもりは無い
ただ、焦げて爛れた私の脳が、それをうまく受容できずにいるだけ

何一つ真面に出来ないのにそれでも君は許そうとしてくれる
それにどれだけ救われている事か
手に入らない/手に入れてはいけないと意識の埒外へと追い遣ってきた希望を、君は当然の様に私に与えようとする
それにどれだけ癒されている事か

破られない約束というものを私は知らずに生きてきたけれど、あるいは。

最期まで一緒に居たいと云うのなら、私はその願いを叶えたい
同じ願いを、共に抱えながら生きて行きたい


どうしようもない私を愛してくれて、本当に有り難う。