日記

裏返しの◼︎◼︎

泥塑人は雨に濡れるたび入水の夢を見たいっそ全ての記憶ごと水に融かして仕舞えたら と 乞われるままに引き取った悲鳴と膿が咽喉を潰す「この程度の荷物すら抱えられないで何を偉そうに!」不明瞭な輪郭が両腕の傷みを嗤い、恥じる心が言葉を隠した背に浴び…

あれそれこれどれ(も)

友人とピクニックの日私のつくった卵のサンドイッチと友人のつくったお弁当で昼食、おかずはどれも美味しくこれを毎日食べられる彼女の恋人は幸せ者だ としみじみお菓子は満腹で食べられなかったが酒はきちんと胃におさめた柿の木の下に寝転んで逆転した天と…

鎮める仕事

先日みた娼婦の夢、おそらくメビウス*1が基になっているのだが、何かこう納得がいかない、夢の神は何故メビウスなど持ち出したのか映画を下に敷くにしたってもっと他にあるだろう…同じ不穏でも嗤う分身とかさ、そういうの 夢で思い出したけど娼館の夢をみた…

ログ

ぼくのこころには穴が開いているのかもしれないなそんなことを思っているうちにまたひとつ歳を取りました 開いた穴を塞ぐより通しを良くしたい焦らなくてもいずれ埋まるだろうからひとのこころか、時間の屑かそれもまたぼくの望むものではないかもしれないけ…

DITD

27時過ぎ終着駅は何処なんだろうなって薄汚い壁を見つめ茫とする、夢と現の間で -------------- 首に刺さった注射針接続部からもれるアルコールの匂いのたうつ女性の青白い脚ぼくの手には -------------- 04時44分ぼくの手には?(もう思い出せない) --------…